ACTIVE SELFCARE

SPORTS AROMA
ACTIVE SELFCARE

アクティブセルフケアの薦め

日々自分で行うアロマオイルを使用したセルフケアは、継続的にかつ正しい方法により効果的なお体のメンテナンスを実現します。アロマオイルを使用したセルフケアはマッサージ技術がなかったとしても、アロマオイルに含まれている精油成分の効果が皮膚や嗅覚から浸透し、短時間で効果的な疲労の緩和が期待できます。アロマオイルを患部に擦り込むだけでも効果は期待できますが、より効果的にしたいのであれば、筋肉や腱、臓器などを意識するとより効果的なセルフケアが行えます。スポーツアロマ・コンディショニング®では、疲れている患部や腕、脚などの部位を積極的に動かす方法〈アクティブ セルフケア〉を提唱しています。
<アクティブ=積極的に / セルフ=自分自身で / ケア=手当てをする>
患部を揉むのではなく、患部を動かして緩める。アクティブ セルフケアを始める前に患部にアロマオイルを擦り込んでおくと、より効果的な結果が期待できるのです。

金メダリスト 菊池彩花 元選手 / 当代表 軽部修子
写真(右):平昌オリンピックスピードスケート
      金メダリスト 菊池彩花 元選手
写真(左):当代表 軽部修子
  • 01オイルの塗布の仕方

    どの部位をセルフケアされるときも、最初にアプローチする患部にアロマオイルをしっかりと擦り込んでから行うことがより効果的です。

  • 02前脛骨筋へのアプローチ

    前脛骨筋は、足関節の背屈(足首を上に曲げる)動作で働きます。硬化してしまうと、足首の可動域が狭くなります。足首の動きが悪くなると捻挫や転倒などにつながりやすいので柔らかくしておく必要があります。

  • 03下腿後部(ふくらはぎ・膝裏)へのアプローチ

    下腿三頭筋と呼ばれる「腓腹筋」と「ひらめ筋」があります。膝関節の運動に重要な筋肉です。ふくらはぎは第2の心臓と言われ、筋肉が収縮することで末端の血流を促す作用を持っています。ふくらはぎが柔らかい状態と体全体の血流がよくなります。

  • 04大腿前部中央(大腿直筋)へのアプローチ

    大腿前部には、大腿四頭筋という体の中で一番大きく、強い筋肉があります。
    大腿四頭筋は、大腿直筋、内側広筋、外側広筋で成り立っています。この4つの筋肉の動きが瞬間瞬間に変化しています。
    大腿直筋は、膝関節の動きと股関節に影響する筋肉です。

  • 05大腿後部(ハムストリング)へのアプローチ

    ハムストリングを構成する大腿二頭筋からなる大腿後部の筋肉です。
    主に、膝関節の屈曲として働き、また関節の伸筋としての働きもあります。
    ハムストリングの強化と柔軟性アップは、膝の怪我予防に重要な役割をしています。

  • 06腸腰筋へのアプローチ

    主に股関節を屈曲させる動きをします。膝を持ち上げる動きを担い、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉です。
    深腹筋群お称され、いわゆるインナーマッスルの部類に入る筋肉です。
    見えない位置になる筋肉ですが、運動能力、姿勢などに係わる筋肉です。

  • 07頭のアプローチ

    頭は、運動のやり過ぎ、試合に対する不安、恐怖、ストレスなどにより気が付かないうちに頭に疲れが溜まることが多いようです。
    ご自分の指を熊手のようにしたり、お手持ちのブラシで頭皮を刺激し、血行を促進すると効果的です。

  • 08上腕(三角筋)へのアプローチ

    上腕部の筋肉は、上腕を曲げたり、伸ばしたりする運動と、肩甲上腕部を動かすときに働きます。特に、三角筋は強い力を発揮する筋肉で硬くなりやすいので十分なケアが必要です。

  • 09肘周りへのアプローチ

    肘周りには、上腕と前腕の硬化により痛みが発生しやすい部位です。
    肘関節には老廃物が溜まりやすく、老廃物の蓄積でテニスエルボーや野球肘になりやすいので、常にセルフケアを心掛けてください。

  • 10前腕へのアプローチ

    前腕部内側には、手、指関節の屈曲に関わる筋肉があり、外側には指関節の伸展に働く筋肉、肘関節の屈曲に係る筋肉があります。

【菊池彩花式 パフォーマンスを上げる トリバランス・トレーニング】

菊池彩花式 パフォーマンスを上げる トリバランス・トレーニング
著者:
菊池 彩花 著 / 村上 成道 著 / 松本 淳 著
軽部 修子 著(休息のページの中でアクティブ セルフケアについて掲載)
トリバランス・トレーニングとは、スポーツのベースであり、心と体の健康を維持・増進する「運動」「食事」「休息」を、これまでの、鍛える運動、栄養学的構成の食事、単に体を休める、といった考え方とはまったく別の視点で捉えたトレーニング法です。
「運動-体軸」「食事-薬膳」「休息-アロマ」の3つの柱をバランス良く取り入れることは、個人の環境や体質に合わせた効率的なパフォーマンスアップやケガの予防、また健康増進へとつながります。
本書は、大ケガから奇跡の復活を果たした、平昌五輪スピードスケート・パシュート金メダリスト菊池彩花氏自身が体験し、実践した「運動」「食事」「休息」について、それぞれの専門家、村上成道医師(運動)、松本淳氏(食事)軽部修子氏(休息)が、執筆しております。